美大芸大受験のための参考図書

本で学べるのは技術だけではなく、目指すべき具体的目標の発見も含まれます

受験デッサンで参考になる書籍を紹介します。

...が、筆者の時代にはこの関係の本がそれなりに出版されていたのですが、現在ではなかなか見つからないようで...。

現在でも内容的には十分つかえると思いますので、とりあえず古本的なものを含めて記載したいと思います。

別冊アトリエ「芸大美大をめざす人へ」

筆者の時代にはかなりメジャーな本で、特に受験合格レベルの絵を見ることができる点で有益でした。

これを真似しろということではなく(真似できればもちろん技術が身に付きます)重要なのは、「どういう絵を描けば合格可能なのか?」ということを知り、目指すべき完成図を具体的にイメージできるようになる点です。

闇雲に練習してどうにかなるほど甘くはないので、あくまで受験デッサンと割り切り、特定のレベルの絵を描けるように練習する方が効率的です。

個性の発露は重要ではあるのですが、基礎の無い個性は単なる幼稚な手癖に過ぎない場合が多く底の浅い絵になりがちです。

例え受験合格用の技術でも基礎は多く学べますから、個性を発揮するための土台と考えれば学ぶ意義は十分に満たせるのではないでしょうか?